アイルはシビラとの株式引き受け、業務提携を発表

■シビラのブロックチェーン技術に、アイルのビッグデータを融合させ、クラウドサービス事業で差別化等を図る

 販売在庫システム開発のアイル<3854>(JQG)は16日、シビラとの株式引受及び業務提携契約を締結した。

 今回のシビラへの出資は、シビラが持つデータベースとしての利用に耐えトレーサビリティに優れた独自のブロックチェーン技術に、同社のエンタープライズへの営業展開力、クラウドサービスプロバイダとしてのサービスノウハウ、運用技術、蓄積されたビックデータを融合させ、現在展開中のクラウドサービス事業において、差別化並びに業務拡大を図るものとしている。

 業務提携の内容は、シビラのブロックチェーン技術を活用して、同社のクラウドサービスのセキュリティ向上、仮想通貨の導入並び応用、在庫データのオープン化、及び企業、店舗、サービスを横断したオープンなプラットフォームの企画、開発、販売を共同で取り組むというもの。

 株式引き受けについては、シビラが6月30日に行う第三者割当増資を引受け、株式を取得する。出資金額は約3000万円で、出資比率は第三者割当増資後5.5%となる予定。

 今回の出資及び資本業務提携により、シビラのブロックチェーン技術開発力を次世代版の開発に融合させることで革新的なソリューションの開発及び提供を推進するとしている。

 ちなみに、アイルの今期17年7月期連結業績予想は、売上高90億円(前期比14.0%増)、営業利益4億01百万円(同6.4%増)、経常利益4億28百万円(同9.1%増)、純利益2億72百万円(同9.8%増)を見込む。一株当たり純利益は、43円45銭。

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