FDKが大幅続伸、ドライブレコーダー発火事故を受け代替需要などの思惑

株式市場 銘柄

■今期は完全黒字化の見込みでトレンドフォローに好適な銘柄との見方も

 電池や電子部品モジュールなどのFDK<6955>(東2)は5日、大幅続伸し、10時にかけて11%高の194円(19円高)まで上げて2014年以来の高値を連日更新した。ユピテル(東京都港区)社製の車載ドライブレコーダーが発火した事故について、「いずれの事故も人的被害はなかったが(中略)内蔵のリチウム充電池から発火した可能性が高いという」(朝日デジタル9月4日配信の記事より)などと伝えられ、代替需要などに思惑や期待が集まったとの見方が出ている。

 今期・2018年3月期の連結業績は完全黒字化する見込みで、会社側の予想売上高は前期比3%増の700億円、1株利益は1円43銭。まだ1株利益の絶対額が小さいため、株価はPERが100倍を超えて割高になるが、値動きは年初から好調に推移。トレンドフォロー(順張り型の投資)で臨むには好適な銘柄との見方もある。(HC)

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