イワキは05年来の高値圏、17年11月期大幅増益予想で18年11月期も収益拡大基調

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 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で17年11月期大幅増益予想である。そして18年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は年初来高値を更新して05年来の高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期~18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。

■17年11月期大幅増益予想で18年11月期も収益拡大基調

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(7月27日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益が53.5%増の15億円、経常利益が54.1%増の16億50百万円、純利益が9億円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 医薬・FC事業でジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の収益改善も進展する。岩城製薬における損害賠償金および遅延損害金の合計見込み額4億33百万円を特別損失に計上するが、第2四半期累計に計上した特別利益も寄与して純利益は大幅改善する。

 そして来期(18年11月期)も、ジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の一段の拡販効果も寄与して、収益拡大基調が期待される。

■株価は年初来高値更新して05年来高値圏

 株価は9月21日に508円まで上伸した。年初来高値更新の展開で05年11月527円来の高値圏だ。

 9月21日の終値502円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS27円50銭で算出)は18~19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS506円23銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約172億円である。

 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して中段保ち合いから上放れの形となった。上値を試す展開が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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