【株式評論家の視点】MS&Consultingは8日に今3月期第2四半期決算を発表、第1四半期MSRが増加し期待感

株式評論家の視点

 MS&Consulting<6555>(東マ)は、10月5日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、顧客企業が顧客満足度・従業員満足度の向上によるサービスの高品質化・高付加価値化を実現することを目的とした経営コンサルティングを行っている。顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(MSR)」を基幹サービスとして、サービス業向け組織力/従業員満足度調査「サービスチーム力診断」及び「コンサルティング・研修」、「各種サービス」を提供している。

 基幹サービスの顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」では、サービス提供側にはなかなか見えてこない、お客様の「なぜ?」を具体的に知ることができる覆面調査で、属性や利用目的など、リアルなお客様像に基づいたモニター選定により正確な調査を実現。レポートでは「はい」「いいえ」のチェックだけでは読み取れない、リアルな声を正確に収集している。「サービスチーム力診断」では、ES(従業員満足)、CS(顧客満足)、リーダーシップを総合的に高めることで、業績アップを目指している。「コンサルティング・研修」では、MSRやサービスチーム力診断の調査結果をもとにボトムアップ型でサービス改善を進めるノウハウを提案している。その他の関連サービスとして、ユニバーサルMS(障がい者・高齢者による覆面調査)、インバウンドMS(ミステリーショッパー)、ミステリーショッパー(アジア)、ネットリサーチ/グループインタビュー、スマホアプリ調査を行っている。

 今2018年3月期第2四半期業績予想は、売上高11億9600万円、営業利益4100万円、経常利益4000万円、純利益2200万円を見込む。

 今18年3月期業績予想は、売上高28億5600万円(前期比8.1%増)、営業利益5億6200万円(同10.6%増)、経常利益5億6000万円(同10.7%増)、純利益3億8000万円(同15.0%増)を見込む。上場で調達した資金はスマートフォンアプリでMSRを共有できるITプラットフォームの開発や海外事業の拡大に充てる計画。配当予想は未定(前期実績は期末一括11,087円)。※2017年6月21日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施している。

 株価は、10月5日に公開価格1280円を30円下回る1250円で初値をつけた後、同日高値1370円と上昇。同10日安値1100円まで調整を挟んで同26日高値1783円と買い進まれた後、モミ合っている。訪日観光客需要の取り込みを目的とした「インバウンドMS」は、宿泊業・飲食業やショッピングセンターに取引深耕・新規参入が期待されるなど、今後の成長が見込まれる。今18年3月期第1四半期は、基幹サービスである顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ (MSR)」をはじめとしたミステリーショッピングリサーチ事業が、前年同期と比較し、国内におけるMSRの調査数が32.3%増加し、売上収益は17.2%増と好調に推移しており、8日に予定される第2四半期決算の発表を機に再度上値を試す可能性がある。決算発表前に押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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