バルクHDがイスラエルの「サイバージム社」と独占的ライセンス契約を締結

■18年1月末までに両社の共同事業体として米国に同社子会社を新設

 バルクホールディングス<2467>(名セ)は22日、さる2017年11月9日付「共同事業に関する基本合意書締結に関するお知らせ」で公表したとおり、イスラエルのCyberGym Control Ltd.(「サイバージム社」) との間で、サイバーセキュリティ分野での共同事業に関する独占的ライセンス契約を締結したと発表した。

 両社は、2017年11月9日付での基本合意に基づき、共同事業体がサイバーセキュリティサービスを行うためのサイバージム社による支援サービスの内容・条件を定めるため、22日付で同ライセンス契約を締結した。 なお、同ライセンス契約購入の契約主体は同社となっているが、2018年1月末までに両社の共同事業体として米国に同社子会社(名称未定「共同事業会社」)を新設し、同時に共同事業会社に対して、同ライセンス契約に基づく同社の契約上の地位の全てを移転する予定としている。

・共同事業としてのライセンス契約の概要
(1)締結日: 2017 年12月22日
(2)当初支出金額:500万米ドル
(3)ライセンス契約に基づく共同事業の内容: ①米国ニューヨーク州へのコマーシャルアリーナの設置・運営。同アリーナによる他のハイブリッ ドアリーナ向けサービス提供 ②日本及び米国(オクラホマ州及びテキサス州を除く)の顧客に対するサイバーセキュリティサービスの提供、ハイブリッドアリーナの販売 ③サイバージム社がサイバーセキュリティ関連情報のリアルタイム相互共有を目的としたサイバー グリッドを立ち上げた際における同グリッドへの参加
(4)共同事業会社の独占権等の概要:①ニューヨーク州におけるコマーシャルアリーナの設置等 ②ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の顧客に対するコマーシャルアリーナによるサービス提供 ③オクラホマ州とテキサス州を除く米国の他の州への各種アリーナの設置・サービス提供に関するサイバージム社との優先交渉権 ④日本(エネルギーセクターを除く)並びにニューヨーク州、ニュージャージー州及びコネチカット州の顧客に対するハイブリッドアリーナの販売、サービス提供等

 なお、今後の見通しは、連結子会社となる共同事業会社は、来期以降、同社の主要事業として業績に寄与することを目指すとしている。

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