【注目銘柄】三光合成は高値更新、18年5月期2Q累計が計画超で通期も増額の可能性

注目銘柄

 三光合成<7888>(東2)に注目したい。プラスチック製精密工業部品メーカーである。車両向け成形品を主力として金型も展開している。18年5月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期予想も増額の可能性が高いだろう。株価は上場来高値を更新した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年5月期2Q累計が計画超で通期も増額の可能性

 18年5月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比9.5%増の301億55百万円、営業利益が38.8%増の14億95百万円、経常利益が29.8%増の13億52百万円、純利益が29.7%増の10億32百万円だった。

 計画に対して売上高は21億55百万円、営業利益が2億95百万円、経常利益が2億52百万円、純利益が3億82百万円、それぞれ上振れた。欧州およびタイの車両部品の増加が寄与した。部門別売上高は成形品が8.0%増収(車両が10.7%増収、情報・通信機器が17.8%減収、家電その他が64.1%増収)で、金型も16.7%増収と好調だった。

 通期予想は据え置いて、売上高が17年5月期比0.6%増の565億円、営業利益が1.7%増の24億円、経常利益が2.3%減の22億円、純利益が9.6%増の13億円としている。配当予想は2円増配の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が53.4%、営業利益が62.3%、経常利益が61.5%、純利益が79.4%と高水準である。通期予想も増額の可能性が高いだろう。

■株価は上場来高値更新

 株価は本日1月15日は736円まで急伸し高値を更新している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る