LIXILグループが逆行高、成長著しいインド市場への積極展開など好感

株式市場 銘柄

■インドの衛生陶器製造企業の買収を発表し世界への輸出拠点に

 LIXILグループ<5938>(東1)は25日、13時を過ぎて3225円(5円高)前後で推移し、TOPIX(東証株価指数)や日経平均の下げ幅が1%近くに達する中で逆行高。1月23日につけた2000年以降の高値3255円に迫っている。25日付で、「インドの衛生陶器製造企業を買収」と発表し、シャワートイレなどの成長市場への積極展開に期待が集まった。

 発表によると、持ち株傘下の主要事業会社LIXILは、成長著しいインド市場およびグローバル全体におけるサプライチェーンを強化し、衛生陶器の生産体制を拡充するため、総額約6500万米ドル(約71.5億円、1米ドル=110円で換算)の投資を行う予定であり、その一環として、近年インド南東部のアンドラ・プラデシュ州に衛生陶器工場を建設したSentini Sanitarywares Private Limited(センティニ・サニタリーウェアズ・プライベート・リミテッド)社の買収を完了した。米国などの他市場に輸出することも可能になるなど、グローバル全体での生産能力強化にもつながるという。第3四半期の決算発表は2月5日13時の予定としている。(HC)

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