【株式市場】国会の推移を見定めたい姿勢あり日経平均は弱もみ合いを続け反落

株式

◆日経平均の終値は2万1687円10銭(107円22銭安)、TOPIXは1725.30ポイント(6.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億3320万株

チャート6 11日後場の東京株式市場は、「加計学園」問題に関する国会推移を見定めたい姿勢があり、トヨタ自動車<7203>(東1)は次第に上げ幅を縮めてなだらかに前日比変わらずの水準に近づくなど、全般に様子見姿勢が強まる感触になった。日経平均は軟調なまま右肩下がりの「m」の字型にもみ合い、3日ぶりに反落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、引き続き三井海洋開発<6269>(東1)などの資源株がNY原油高や小笠原諸島の南鳥島の周辺に膨大な埋蔵量のレアアース鉱床との報道を受けて高く、トランザス<6696>(東マ)は宿泊客と運営スタッフ及び運営スタッフ同士の通信手段となるウェアラブルデバイス「Cygnus(シグナス)」などが注目されて大きく出直り、プロパスト<3236>(JQS)は10日発表の四半期決算が好感されて急伸。

 11日新規上場となったコンヴァノ<6574>(東マ・売買単位100株)は買い気配を上げ、14時29分に公開価格930円の2.4倍の2189円で初値が付いた。その後2589円まで上げ、大引けは2230円。

 東証1部の出来高概算は15億3320万株(前引けは8億1115万株)。売買代金は2兆5587億円(同1兆3045億円)。1部上場2082銘柄のうち、値上がり銘柄数は728(同746)銘柄、値下がり銘柄数は1278(同1239)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、海運、証券・商品先物、非鉄金属、鉄鋼、卸売り、機械、電気機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る