PALTEKの第1四半期は増収減益、上期営業利益を30%上方修正し通期も増額に

■半導体事業が前年同期比13.8%増と堅調

 PALTEK<7587>(東2)は、18年12月期第1四半期連結業績を発表し、併せて第2四半期及び通期業績予想を上方修正した。

 第1四半期連結業績の売上高は87億41百万円(前年同期比13.0%増)となった。半導体事業では、医療機器および放送機器向けのFPGAや海外の携帯情報端末向けのメモリ製品などが増加し、売上高は82億8百万円(同13.8%増)だった。 デザインサービス事業では、医療機器向けが増加し、売上高は4億75百万円(同1.5%増)。ソリューション事業では、保育施設向けに乳幼児呼吸見守りシステムの販売が堅調に推移し、売上高は57百万円(同6.9%増)だった。利益面は、 営業利益は2億9百万円(同41.9%減)だった。仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権の評価額が減少、原価が増加し、売上総利益の減少が影響した。 経常利益は、1億34百万円(同69.4%減)、四半期純利益は、79百万円(同73.3%減)となった。

 また、併せて第2四半期及び通期業績予想の上方修正を発表した。

 第2四半期業績予想は前回予想(12月9日)に対して、売上高を14億円増額して前回予想比10.0%増の154億円(前年同期比4.2%減)、営業利益を60百万円増額して同30.0%増の2億60百万円(同51.2%減)とし、経常利益及び四半期純利益は当初の業績予想どおりに推移する見込みとしている。

 売上高は半導体事業においてFPGAおよびメモリ製品の売上増が想定よりも見込まれるため、業績予想を上回る見通しである。営業利益は、売上高の増加および販管費の減少が見込まれる。

 通期業績の予想については、第2四半期連結業績の修正内容を反映させ修正しており、売上高を14億円増額して前回予想比4.7%増の314億円(前期比5.1%減)、営業利益を60百万円増額して同12.0%増の5億60百万円(同46.0%減)とし、経常利益及び四半期純利益は当初の業績予想どおりに推移する予想としている。

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