【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】米国景気変調が急速に高まる、NYダウの上値重い

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

3月25日に発表された米国の耐久財受注(2月)が、前月の改定値から1.4%減少しました。市場は0.4%の増加を見込んでいましたので、設備投資が予想以上に厳しいと受け止め、この日、NYダウは292ドルの大幅な下落を余儀なくされました。

また、先週末の27日に明らかにされた米国の昨年10―12月期の実質GDP成長率(改定値)も、前期比2.2%の伸びにとどまり、速報値(2.6%増)から下方修正されました。個人消費と住宅投資は順調でしたが、輸出の伸びが鈍化し、つれて設備投資も伸び悩みました。

こうした状況下では、今年1―3月期の実質GDP成長率はさらに低下することも予想され、米国景気の変調に対する懸念が、この一週間で急速に高まってきたのです。昨年夏から25%余り上昇したドルの実効レートは、これらの予想を下回るマクロ統計を映し少し下落しましたが、米国株の今後は上値の重い展開が続くものと予想されます。(証券ジャーマリスト)

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