極東産機はインテリア・畳関連を展開、19年9月期2桁営業増益予想

株式市場 銘柄

 極東産機<6233>(JQ)は18年9月JASDAQに新規上場した。インテリア内装施工機器・工具・副資材や畳製造装置などを展開している。18年9月期は営業微減益だったが、19年9月期は2桁営業増益予想である。株価は急伸した10月高値から反落したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■インテリア・畳関連を展開

 18年9月東証JASDAQに新規上場した。BtoBのプロフェッショナルセグメント(インテリア内装施工機器・工具・副資材などのインテリア事業、畳製造装置などの畳事業)を主力として、BtoCのコンシューマセグメント(特殊機能畳販売や畳替えサービスなどのコンシューマ事業、ソーラー発電システム販売施工のソーラー・エネルギー事業、売電事業)、およびインダストリーセグメント(産業機器事業、食品機器事業)を展開している。

■19年9月期2桁営業増益予想

 18年9月期の非連結業績は、売上高が17年9月期比1.4%増の90億14百万円、営業利益が1.9%減の4億23百万円、経常利益が2.0%減の3億81百万円、純利益が24.0%増の3億03百万円だった。売上高はプロフェッショナルが1.7%減収、コンシューマが17.5%減収、インダストリーが38.8%増収だった。販管費の増加で営業微減益だった。

 19年9月期非連結業績予想は、売上高が18年9月期比4.3%増の94億円、営業利益が12.6%増の4億77百万円、経常利益が15.4%増の4億40百万円、純利益が13.0%減の2億64百万円としている。拡販を推進して2桁営業増益予想である。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は10月3日の高値1597円から反落し、800円近辺でモミ合う形だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。11月28日の終値は822円、今期予想PERは約17倍、時価総額は約44億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る