プロパティデータバンクは急伸して戻り高値圏、19年3月期業績予想上方修正と3月末株式3分割を好感

株式市場 銘柄

 プロパティデータバンク<4389>(東マ)は、不動産運用管理に関するクラウドサービス「@プロパティ」を主力とするBtoB不動産テック企業である。19年3月期増収増益予想である。そして2月27日には業績予想の上方修正、および株式3分割(基準日19年3月31日、効力発生日19年4月1日)を発表している。これを好感して株価は急伸し、戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。

■不動産管理クラウドサービス「@プロパティ」が主力

 18年6月東証マザーズに新規上場した。不動産の運用管理に関する統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」を主力とする「BtoBの不動産テック企業」である。企業の不動産・施設等の資産管理業務の効率化を支援する。18年9月末の登録建物データは18年3月末比4673棟増加の4万5793棟である。また新規事業としてデータサイエンスサービスを19年1月開始した。

■19年3月期増収増益予想、さらに上方修正

 19年3月期の非連結業績予想は2月27日に上方修正して、売上高が18年3月期比30.3%増の16億14百万円、営業利益が25.0%増の2億95百万円、経常利益が21.7%増の2億86百万円、純利益が34.5%増の1億95百万円としている。

 コンサルティング業務やカスタマイズ開発による収入が中心のソリューションサービスが好調に推移し、サービス利用料収入が中心のクラウドサービスも伸長し、計画を上回る大幅増収増益見込みとなった。

■株価は急伸して戻り高値圏

 株価は業績予想の上方修正および株式3分割を好感して3月1日の3230円まで急伸した。戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。3月5日の終値は2985円、今期予想PERは約29倍、時価総額は約58億円である。

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