パイプドビッツはソフトブレーンと業務提携

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■「eセールスマネージャーRemix Cloud」と「スパイラル(R)」の連携による新サービスを共同開発

パイプドビッツ<3831>(東1)は、営業課題解決サービスを提供するソフトブレーン<4779>(東1)と4月16日に業務提携に合意し、ソフトブレーンが提供する営業支援システム「eセールスマネージャーRemix Cloud」とパイプドビッツが提供する情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」の連携による新サービスを共同開発する。

ソフトブレーンは、業種業界を問わず3,000社を超える企業に営業支援システム「eセールスマネージャーRemix Cloud」(SFA/CRM)を提供することに加えて、導入支援コンサルティングサービスや、教育サービス、定着支援サービスなど、顧客が結果を出すための幅広いサポートサービスを通して、多くの企業の営業改革を支援している。また、他社製品・サービスとのコラボレーションを積極的に進めており、営業活動に関連する様々な連携ソリューションを追加したほか、2015年度開発計画では集客・見込み客フォロー強化を掲げている。

今回の業務提携は、両社のソリューションを連携した新サービスの開発、提供を通して、ソフトブレーンとパイプドビッツのユーザーに対し、より付加価値の高いサービスや利便性を提供することを目的としている。

リードナーチャリング(見込み客育成)は、その有効性は広く認知されている一方で、運用にはかなりの負荷がかかるケースが多く見られる。その一因は、セミナーやメールマガジンなどでリードを獲得するマーケティング部門の利用ツールと、SFA/CRMなど営業部門の利用ツールが分断されていることだといわれている。
リード獲得から営業活動による受注までの工程を見える化できないことで、マーケティング部門ではリードの営業フォロー状況が把握できず、リードの評価や分析が困難になる。営業部門ではマーケティング部門が集めたリードの質が低いと感じてしまうなどの課題も生じる。しかし、見える化するためには、それぞれのツールに手入力で登録しなければならず手間やタイムラグが生じるというジレンマがあった。
今回の提携においては、両社のソリューションを連携することでクラウド・プラットフォーム上にリード発生から受注までの全行程を自動的に一元化することが可能となり、業務効率化と正確なデータに基づくプロセス改善の両立を図っていく。

両社は、すでに開発に着手しており、新サービス「スパイラル(R) for eセールスマネージャーRemix Cloud」を2015年5月1日に提供開始する予定。

「スパイラル(R)for eセールスマネージャーRemix Cloud」は、リード獲得からナーチャリング、営業力強化までを一貫して行えるサービス。「スパイラル(R)」で作成したWebフォームから問い合わせやセミナー申込があると、フォームの項目情報が自動的に「eセールスマネージャーRemix Cloud」に登録される。設定しておいた案件も自動的に振り分けて立てられるため、登録の手間を省くことができ、すぐにマーケティングや営業活動に活かすことができる。
登録されたリストや蓄積されたターゲットリストに対して、セミナー集客やメールマガジンなどでの情報発信で見込顧客をナーチャリングしていくことで受注確度を上げていくこともできる。
また、獲得したリードが受注につながっているかどうか、どのような活動を経て受注したか(または失注したか)をリアルタイムに把握できるため、投資対効果を明らかにすることができ、次の施策に活かせる。売上に繋がる新規顧客開拓を実現することができる。

今回の業務提携により、両社は、リード獲得からリードナーチャリング、さらには営業活動による顧客化、CRMまでをトータルにカバーできるソリューション提供を通して受注機会の拡大が期待できる。

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