ブランディングテクノロジーは底値圏

株式市場 銘柄

 ブランディングテクノロジー<7067>(東マ)は、独自の「ブランドファースト」のフレームワークを活用して、ブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開している。20年3月期2桁増益予想である。第1四半期の進捗率は低水準だが下期偏重の季節特性がある。通期ベースでの収益拡大を期待したい。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値からほぼ3分の1水準まで下押して底値圏だろう。反発を期待したい。

■ブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開

 19年6月東証マザーズに新規上場した。独自の「ブランドファースト」のフレームワークを活用して、中堅・中小企業向けに、オウンドメディア制作・運用やコンテンツ制作などのブランド事業、ネット広告などのデジタルマーケティング事業、Webサイト制作・運用などのオフショア関連事業を展開している。

■20年3月期2桁増益予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比6.2%増の53億円、営業利益が21.7%増の1億80百万円、経常利益が15.1%増の1億75百万円、純利益が21.4%増の1億16百万円としている。

 各事業が伸長(売上高計画はブランド事業が12.9%増収、デジタルマーケティング事業が3.1%増収、オフショア関連事業が6.0%増収)し、人件費増加などを吸収して2桁増益予想である。

 第1四半期は売上高が12億19百万円、営業利益が19百万円だった。進捗率は低水準の形だが、顧客の広告予算が12月から3月に集中するため下期偏重の季節特性がある。通期ベースでの収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値からほぼ3分の1水準まで下押して底値圏だろう。反発を期待したい。8月23日の終値は2122円、時価総額は約34億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る