ヨコレイ:北海道第6の物流拠点、来秋開設へ5月着工

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■低温物流ニーズ増・高度化見据え、「十勝第三物流センター」新設

 ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は、北海道河西郡芽室町「芽室東工業団地」内に、既設の「十勝物流センター」、「十勝第二物流センター」が稼働しているが、このたびその隣接地に、「十勝第三物流センター(仮称)」を新設することを決め、来年8月(予定)完成をめざし着工する。

 十勝平野は北海道東部に位置し、良質な水や空気など環境に恵まれた肥沃な大地であり、国内農産物の一大産地となっている。また、芽室町は北海道横断自動車道が整備され交通アクセスに優れた地域である。

 同社は、中長期的な視点に立ち、同地域のさらなる低温物流ニーズの増大と高度化を見据え設備の拡大をはかる。隣接する2センターを含む3センター合計の収容能力は6万1千トンを超える低温物流に特化した施設となり、道内最大級の低温物流基地となり、物流能力の拡大と施設の高度化で生産性向上し、業績寄与をはかる。

 第三物流センターの冷凍設備には、温度や湿度の変化が少なく、荷物の品質維持に最適な自然対流方式(RD:リターンダクト)を導入、さらに、農産品向けの冷蔵設備として、寒冷期の冷却には外気を取り入れ、馬鈴薯などの農産物を保管する外気導入システムを採用して北海道の自然特性を有効利用し、冷却に必要な電気エネルギーを削減、環境にもやさしい最新鋭設計の冷蔵倉庫として、地域の低温物流ニーズに応えたサービスを提供する。なお、着工5月中旬、竣工28年8月(いずれも予定)。

【十勝第三物流センター(仮称)の概要】

名称:十勝第三物流センター(仮称)、構造・規模:(1)鉄筋コンクリート造3階建、延床面積:約20,500平方メートル(敷地面積 約12,300平方メートル)、(2)冷蔵収容能力 約22,700トン(F級 約12,500トン・C&F級 約4,600トン・C級 約4,700トン・定温 約900トン、(3)凍結能力 20トン/日×1室)、工期 着工:平成27年5月中旬予定、竣工:平成28年8月予定。

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