【株式市場】日経平均は年初来高値を更新したあとも上げ幅200円台を継続

株式

◆日経平均は2万2472円92銭(265円71銭高)、TOPIXは1631.51ポイント(11.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加して14億2731万株

チャート11

 10月16日(水)後場の東京株式市場は、上海株式が軟調とされ、日経平均は前引けに比べて60円ほど値を消して280円高で始まった。前場に年初来の高値を更新したトヨタ自動車<7203>(東1)日立製作所<6501>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)などが一進一退になり、日経平均も上げ一服となったが、大引も上げ幅を保ったまま取引時間中の年初来高値2万2362円92銭(4月24日)を更新して終わった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 後場は、太平洋セメント<5233>(東1)が台風災害の復興関連株として一段と出直りを強め、パーカーコーポレーション<9845>(東2)はカーボンナノチューブ関連で遠からずノーベル賞相場が来るとの期待などが言われて上げ幅拡大。SOU<9270>(東マ)は8月決算に続き今期も全体に2ケタ増益の見込みとしたことなどが注目されてストップ高。田中化学研究所<4080>(JQS)はスウェーデン企業に次世代リチウムイオン電池技術など提供との発表が注目されて朝から大引けまで買い気配のままストップ高を継続。

 東証1部の出来高概算は増加して14億2731万株(前引けは7億1935万株)、売買代金は2兆4997億円(同1兆2306億円)。1部上場2154銘柄のうち、値上がり銘柄数は1513(同1763)銘柄、値下がり銘柄数は561(同319)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は25業種(前引けは31業種)となり、値上がり率上位の業種は、ガラス・土石、ゴム製品、電気機器、金属製品、医薬品、銀行、機械、精密機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る