日本国土開発は戻り試す、20年5月期大幅減益予想だが保守的

株式市場 銘柄

 日本国土開発<1887>(東1)は重機土木工事を得意とするゼネコンで、超高層建築にも参入している。20年5月期大幅減益予想としているが保守的だろう。上振れ余地がありそうだ。株価は11月の戻り高値圏から反落したが、自律調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。

■重機土木工事を得意とするゼネコン

 会社更生手続集結して19年3月東証1部に再上場した。重機土木工事を得意とするゼネコンで、超高層建築にも参入している。

■20年5月期大幅減益予想だが保守的

 20年5月期の連結業績予想は、売上高が19年5月期比4.6%増の1250億円、営業利益が32.8%減の98億円、経常利益が33.4%減の96億円、純利益が22.5%減の81億円としている。震災復興関連工事の減少などで大幅減益予想としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比4.6%増収、営業利益が6.8%増益だった。建築事業は一部工事の期ズレなどで損益悪化したが、土木事業の震災復興関連工事の採算性向上が牽引して営業増益だった。通期は大幅減益予想としているが保守的だろう。上振れ余地がありそうだ。

■株価は戻り試す

 株価は11月の戻り高値圏から反落したが、自律調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。12月5日の終値は631円、時価総額は約620億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る