【編集長の視点】エードットは反落もホットリックとの共同事業と1Q最高業績を手掛かりに下値買い妙味

 エードット<7063>(東マ)は、前日10日に78円安の2952円と4営業日ぶりに反落して引けた。日経平均株価が、4営業日ぶりに反落したことから、今年5月以来7カ月ぶりに3000円大台を回復した同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。、ただ、今年11月22日に発表したホットリック<3680>(東マ)との共同事業は、依然として成長可能性を高めると評価されており、今年11月12日に発表した今2020年6月期第1四半期(2019年7月~9月期、1Q)決算が、四半期業績として過去最高で着地したことも加わり、下値買いは続いており下落幅は限定的にとどまった。

■第1弾はミルボン向けキャンペーンで事業領域の拡大を加速

 ホットリンクとの共同事業は、コンサルティング、ブランディング、PR&プロモーションをワンストップで提供するエードットが、ビッグデータの解析などSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)マーケティング支援サービスを提供するホットリンクと互いの独自ソリューションをコラボレーションさせて企画とSNSマーケティングを掛け合わせ総括的なキャンペーンを提案・展開することを目的にしており、この最初の取り組みとして今年11月末からミルボン<4919>(東1)の「女子力って何だろう。」とタイトルをつけた「MILBON GIRLS POWER」の企画をスタートさせた。「プロデュースカンパニー」として飛躍を目指すエードットにとっては、事業領域の拡大として成長可能性を高める。

 一方、今期1Q業績は、売り上げ6億2400万円、営業利益5500万円、経常利益3300万円、純利益1800万円で着地した。1Q四半期決算は、初作成となるため前年同期比較はないが、前2019年6月期第4四半期(2019年4月~6月期、4Q)の3カ月業績と比較して4.1%増収、2.90倍営業増益、3.60倍経常増益、36%純益増益と高変化し、とくに売上総利益は、2億6500万円(4Q実績2億4300万円)と四半期ベースで過去最高となった。クライアント数が増加して売り上げが順調に成長しており、積極的な人材採用負担やオフィス移転のための地代家賃の増加などを吸収した。

 今2020年6月期通期業績は、期初予想に変更はなく売り上げ27億5200万円(前期比29.0%増)、営業利益2億9000万円(同52.9%増)、経常利益2億7300万円(同63.1%増)、純利益1億7000万円(同56.8%増)と見込み、連続して過去最高を大幅に更新する。

■最高値からの調整幅の3分の2戻しを達成し全値戻しから上値チャレンジ

 株価は、今年3月に公開価格1100円で新規株式公開(IPO)され、IPO初日は買い気配を切り上げたまま推移し、2日目に2453円で初値をつけ即ストップ高し、翌日もストップ高して上場来高値3455円まで買い進まれる高人気となった。その後は、新興市場の人気離散や全般相場の調整の影響で上場来安値1813円まで調整、初値割れは売られ過ぎとして底上げ、好業績評価やホットリンクの共同事業などを手掛かりに3085円の戻り高値までリバウンドした。同水準は、最高値から最安値への調整幅の3分の2戻しをクリアしたことになり、全値戻しから一段の上値チャレンジに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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