【株式市場】日経平均は一時91円安と軟調だが材料株や好業績株が高い

株式

◆日経平均は2万3862円67銭(71円76銭安)、TOPIXは1734.61ポイント(3.79ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4551万株

チャート6

 12月19日(木)前場の東京株式市場は、かんぽ生命保険の不適切販売問題を受け、証券・銀行業界の営業にも監視の目が厳しくなるのでは、といった見方があり、全般やや委縮ムードが漂う印象があった。日経平均は22円安で始まり、11時に90円81銭安(2万3843円62銭)まで軟化。前引けも71円76銭安(2万3862円67銭)だった。一方、東証2部指数、マザーズは高い。

日立化成<4217>(東1)昭和電工<4004>(東1)によるTOBを材料に急伸し、保有株を売却する日立製作所<6501>(東1)も高い。カーチスHD<7602>(東2)は中国での合弁会社設立などが注目されて②日連続大幅高。上場2日目のJTOWER(ジェイタワー)<4485>(東マ)は主幹事日興証券だけでなく大和証券も高評価とされてストップ高。オービス<7827>(JQS)は今期も大幅増益の見込みで急伸。

 新規上場のSREホールディングス<2980>(東マ)は、9時12分に2475円(公開価格2650円の7%安)で初値がつき、2491円まで上げ、前引けは2407円。同じくランディックス<2981>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは2860円で買い気配(公開価格1630円の75%高)。

 東証1部の出来高概算は5億4551万株、売買代金は9443億円。1部上場2158銘柄のうち、値上がり銘柄数は764銘柄、値下がり銘柄数は1287銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る