【編集長の視点】SIホールディングスは連日の上場来高値、中期経営計画の高評価が続き直近IPO株買いが増勢

 SIホールディングス<7070>(JQG)は、前日24日に24円高の519円と高値引けで6営業日続伸し、連日の上場来高値更新となった。同社株は、今年10月1日に単独株式移転の方法でやまねメディカルの完全親会社として設立され、新規株式公開(IPO)され、このIPO時に公表した中期経営計画で業績高成長を目指すことを手掛かりに直近IPO株買いが増勢となった。やまねメディカル当時の今年5月には725円の年初来高値をつけており、サヤ寄せ期待も強めている。

――――総合ケアセンターの新設を加速し最終年度の営業利益は今期予想比5.8倍――――

 同社は、高齢者向けの住宅インフラ整備、生活支援サービス整備、経営支援サービス推進の3つのプロジェクトを展開しており、このうち住宅インフラ整備では、やまねメディカルの総合ケアセンターとしてサービス付き高齢者住宅「なごやかレジデンス」を今2020年第2四半期(2019年4月~9月期、2Q)末で68カ所、直営通所介護事業の「かがやきデイサービス」を68カ所、居宅介護支援事業の「なごやかケアプラン」を5カ所、フランチャイズによる通所介護事業所「ホームセンター」を24カ所運営している。

 中期経営計画では、このやまねメディカルの総合センターの新設を加速させ、今2020年3月期末の70カ所を2021年3月期末85カ所、2022年3月期末に110カ所へ拡大させるとともに、サービス内容の向上とサービスオペレーションの効率化・標準化も進める。このため最終年度の2022年3月期の業績目標は、営業収入130億円、営業利益30億円、経常利益25億円、純利益17億円と設定された。今2020年3月期業績は、営業収入80億8600万円(前期比11.9%増)、営業利益5億1700万円(同43.6%増)、経常利益4億3200万円(同52.6%増)、純利益2億7300万円(同28.7%減)と予想されており、最終年度の営業利益は今期予想比5.8倍、経常利益は同5.7倍と高成長する計算となる。

――――値ごろ株買いに拍車を掛けやまねメディカル当時の725円高値へサヤ寄せ――――

 株価は、439円で初値をつけ459円まで買い進まれて355円と下ぶれたあとストップ高で445円までリバウンド、再調整安値379円からやまねメディカルの今期2Q業績が2ケタの増収増益で着地したことから再騰して上場来高値追いとなった。やまねメディカル当時につけた年初来高値725円にサヤ寄せ、値ごろIPO株買いが一段と活発化しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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