大盛工業は調整一巡、20年7月期営業減益予想だが上振れ余地

株式市場 銘柄

 大盛工業<1844>(東2)は下水道・地中推進工事などの土木工事を主力としている。20年7月期営業減益予想だが、第1四半期が大幅営業増益となり、第2四半期累計の利益予想を上方修正している。通期利益に上振れ余地がありそうだ。株価は動意づいた12月の昨年来高値から反落したが、調整一巡して反発の動きを強めている。

■下水道・地中工事など土木工事が主力

 下水道・地中推進工事など土木工事を主力とする建設会社である。不動産事業、NTT局内通信回線保守・管理の通信関連事業、その他事業も展開している。

■20年7月期営業減益予想だが上振れ余地

 20年7月期連結業績予想は、売上高が19年7月期比14.8%減の50億94百万円、営業利益が12.5%減の3億79百万円、経常利益が22.2%減の3億56百万円、純利益が79.4%増の2億82百万円としている。

 収益性の高い地中推進工事の増額変更などで、第1四半期が前年同期比3.3倍営業増益となり、第2四半期累計の利益予想を上方修正している。通期営業減益予想だが、利益上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡

 株価は動意づいた12月の昨年来高値から反落したが、調整一巡して反発の動きを強めている。1月22日の終値は264円、時価総額は約39億円である。

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