ラクーンホールディングスは好業績であるものの、大幅急落

株式市場 銘柄

■四半期ごとの営業利益は大幅増益で推移

 ラクーンホールディングス<3031>(東1)の株価は、第3四半期が2ケタ増収大幅増益でも、大幅急落した。要因は、どこにあるのか。

 5日引け後に発表された20年4月期第3四半期決算は、対前年同期比で売上高17.0%増の25億31百万円、営業利益33.8%増の5億27百万円、経常利益36.2%増の5億29百万円、純利益は42.3%増の3億38百万円であった。

 四半期ごとの営業利益を見ると第1四半期(5月~7月)1億75百万円(前年同期比31.6%増)、第2四半期(8月~10月)1億90百万円(同38.7%増)、第3四半期(11月~1月)1億62百万円(同31.7%増)と順調に伸びている。

 利益が下げているのであれば、大幅急落したことも納得できるが、なぜ、大幅増益であるのに下げたのか疑問である。

 好業績で推移していることから、株価の見直しを期待したい。

 ちなみに、3月6日には前日比107円安の619円で引けている。コロナウイルスで株式市場全般が下げているが、好決算の企業はいずれ見直されるだろう。

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