【株式市場】日経平均は後場1204円高まで上げ歴代9位の上げ幅、7営業日ぶりに1万8000円台を回復

株式

◆日経平均は1万8092円35銭(1204円57銭高)、TOPIXは1333.10ポイント(41.09ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億5686万株

 3月24日(火)後場の東京株式市場は、前夜のNY市場で高かった東京エレクトロン<8035>(東1)が取引開始後に一段と強含み、ソニー<6758>(東1)は13時頃から再びジリ高傾向。日経平均は1063円高で始まり、13時過ぎから再び上値を指向し、大引けにかけて前場の高値(1193円48銭高の1万8081円24銭)を上回り大幅続伸、3月12日以来の1万8000円台回復となった。

 日経平均の上げ幅1204円は、1988年1月の1215円22銭高に次いで歴代9位になるもよう。

 後場は、「マスク生産開始のお知らせ」を発表したシャープ<6753>(東1)が一段とジリ高傾向を続け、CKD<6407>(東1)は薬品包装機を作るとされて一段とジリ高傾向。ワシントンホテル<4691>(東2)は貸株の返済が膨れ、これに伴う買い戻しも急増とされて急伸。TKP<3479>(東マ)は東京駅周辺に構える高機能・好環境の貸オフィス増床が材料視されて2日連続ストップ高。医学生物学研究所<4557>(JQS)は新型コロナウイルスのリアルタイム検出試薬が注目されて大引けまで買い気配のままストップ高。

 24日新規上場のリバーHD<5690>(東2)は9時48分に公開価格960円を25%下回る720円で初値をつけ、その後777円まで上げて終値は595円だった。

 東証1部の出来高概算は22億5686万株(前引けは10億8091万株)、売買代金は3兆6192億円(同1兆7399億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1748(同1675)銘柄、値下がり銘柄数は394(同463)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、不動産、石油・石炭、海運、ガラス・土石、証券・商品先物、金属製品、電気機器、機械、繊維製品、銀行、サービス、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る