人工呼吸器の関連株が高く旭化成は米国での増産が好感されフクダ電子はストップ高

■米ニューヨーク州のクオモ知事「3万台必要」と伝えられる

旭化成<3407>(東1)は3月26日の後場寄り後、776.0円(22.3円高)をつけ、日経平均などの大幅安に逆行している。新型コロナウイルスの世界的な流行拡大を受け、25日付で、米国子会社が人工呼吸器を増産と発表。材料視されている。

 米国では、「ニューヨーク州のクオモ知事は24日の記者会見で『人工呼吸器は生死を分ける重要な医療機器だ。連邦政府は400台を送ってきたが、我々が必要なのは3万台だ』と述べ、不足分を供給するよう政権に求めた」(日本経済新聞2020年3月26日付朝刊より)とされる。

 これを受け、人工呼吸器や生体情報モニターなどのフクダ電子<6960>(JQS)は前場一時ストップ高の8570円(1500円高)まで上げ、酸素の星医療酸器<7634>(JQS)は後場もストップ高の5000円(700円高)で売買されている。また、感染症向けクリーンルームなどの日本エアーテック<6291>(東1)も一時ストップ高の936円(150円高)まで上げて活況となっている。(HC)

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