明治海運や共栄タンカーが急伸、NY原油「前例のないマイナス価格」をつけ燃油コストの低下の思惑

■在庫もて余したエネルギー会社は現物引き取り望まず投げ売りと

明治海運<9115>(東1)共栄タンカー<9130>(東1)が急伸し、明治海運は一時ストップ高の394円(80円高)まで急伸したあとも10時にかけて70円高前後で推移。共栄タンカーはストップ高の1046円(150円高)で売買されたまま買い気配となっている。NY原油相場の一段安を受け、燃油コストの低下に期待が広がったとの見方が出ている。川崎近海汽船<9179>(東2)も2588円(83円高)と大きく上げている。

 NY原油は米国時間20日、指標となるWTI先物6月物が一段安となり、21年ぶりの安値と伝えられた。さらに、21日が最終取引日になる直近限月の5月物は市場開設以来、前例のないマイナス価格となり、「55.90ドル(306%)下げて1バレル=マイナス37.63ドルで引けた」(ブルームバーグニュース2020年4月21日6:35)。

 「在庫を持て余したエネルギー会社は現物の受け渡しを望まず、期近物は損失を出してでも処分したい状況に追い込まれた」(同)という。(HC)

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