みずほFGは純利益の予想を減額したが高い、貸倒引当金を計上

■新型コロナウイルスの影響を考慮し連結純利益の予想を5%下方修正

みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)<8411>(東1)は5月8日、取引開始後に121.7円(1.9円高)をつけ、反発の始まりとなった。7日の夕方、貸倒引当金の計上による純利益予想の減額修正を発表したが、市場の受け止め方は買い優勢となっている。銀行株がしっかりしている限り大きな心配は不要との見方がある。

 7日17時、貸倒引当金の計上および業績予想の修正を発表し、新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し、一部の与信に対し、フォワード・ルッキングに貸倒引当金(約800億円)を追加計上するとし、これを受けて2020年3月期の連結純利益の予想をこれまでの4700億円から4450億円に5.3%下方修正した。前期実績は965億円だった。決算発表は5月15日(金)の予定とした。(HC)

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