マルマエの5月の受注残高は9億03百万円と高水準で推移

■3月、4月、5月と3カ月連続の9億円台を確保

 マルマエ<6264>(東1)の5月の受注残高は、9億03百万円と高水準で推移した。半導体、FPD分野の受注が回復していることから3月、4月、5月と3カ月連続の9億円台の受注残高となっている。

 5月の受注残高は、半導体分野は6億07百万円(前年同月比10.6%増)、FPD分野は2億91百万円(同52.0%増)、その他分野は04百万円(同38.9%減)となり、全体では9億03百万円(同20.8%増)であった。

 先月比では、半導体分野2.7%減、FPD分野9.6%減、その他分野4.0%減となり、全体では5.1%減となった。しかし、過去1年間では、4月に次ぐ受注残高であり、高水準での受注が継続しているといえる。

 今後の見通しは、半導体分野では、メモリ関連についてはNAND向けの需要が高水準で推移しながらもDRAM向けの需要は先送りの動きがある。また、ロジック関連の投資計画でも一部顧客からの受注は一時的な停滞が見込まれる。半導体分野全体については、8~9月に谷が見込まれるが、それ以降は回復していく見通し。FPD分野では、市場環境は停滞気味だが、同社の業界内シェア拡大もあり、比較的堅調に推移する見通し。その他分野は、引き続き、各種生産能力を活用した受注活動を行う。

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