アールシーコア、旭化成ホームズと資本業務提携、筆頭株主に14%出資で連携強化

■自然派住宅と耐久性住宅の融合で新たなライフスタイル提案を目指す

 アールシーコア<7837>(東証スタンダード)は10月14日、旭化成<3407>(東証プライム)グループの旭化成ホームズと資本業務提携契約を締結したと発表した。旭化成ホームズは同社の既存株主3名から普通株式63万5096株を市場外で取得し、議決権比率14.01%の筆頭株主となる予定である。取引は10月17日に実行される見込みで、主要株主および筆頭株主の異動が生じる。

 同社は「BESS」ブランドを軸に木の自然素材を活かした戸建住宅を展開しており、スローガン「『住む』より『楽しむ』」のもと、自然と調和する暮らしの提案を続けてきた。創業40周年を機に「第2創業期」としてブランド理念を再構築し、「人間へBESS」を存在意義とし「劇的感動」をビジョンに掲げている。法人事業の拡大、宿泊・賃貸施設によるファン層形成、自治体連携による地域貢献など、感性価値を重視した事業強化を進めている。

 一方、旭化成ホームズは「ALCコンクリート・へーベル」を活用した耐震・耐火性住宅「へーベルハウス」で知られ、2025年3月期には建築請負事業で1万1243戸を供給。両社は「人の暮らしを豊かにする」という理念を共有しており、ブランド特性の異なる住宅を軸にシナジーを見込む。業務提携では、移住や二拠点居住の支援、ストック住宅流通の活性化、住空間研究や技術連携などを推進する。現時点で業績への影響は未定とされるが、両社の強みを生かした協業により、アールシーコアの企業価値向上が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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