山王は7月期末配当の実施が好感され後場も大幅高を継続

■第3四半期は各利益とも黒字転換し通期予想額を上回る

山王<3441>(JQS)は8月21日の後場、13%高に迫る1098円(122円高)で始まり、前場に続いて急伸商状となっている。

 20日の取引終了後、2020年7月期末配当を1株につき5円の予定と発表し、6月中旬の第3四半期決算発表の段階でもゼロ円予想としていたため注目集中となった。業績は好調で、このまま配当継続の期待が出ている。

 第3四半期連結決算(2019年8月~20年4月、累計)は各利益とも前年同期比で黒字に転換し、営業利益は1.38億円、純利益は2.11億円。7月通期予想は据え置いたが、通期予想営業利益は1.35億円、純利益は1.85億円のため、第3四半期までで利業・純利益とも通期予想を上回った。(HC)

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