Jトラストの月次動向(8月分)はグループ入り後営業1周年のJトラストロイヤル銀行の貸出金残高が前年同月比18%増加

■東南アジアで注力するJTO関係事業は同12%増加

Jトラスト<8508>(東2)の月次動向(月次データ推移・速報値:8月分)は、同社グループに入って営業1周年を迎えたJトラストロイヤル銀行(JTRB、カンボジア)の躍進が目立ち、同行の銀行業における貸出金残高は5億3800万USドルとなり、前月比5.1%増加し、前年同月比では17.5%増加した。

 主要3事業は、(株)日本保証が行う日本金融事業の債務保証残高が2106億円となり、前月比では2億円減少したが、前年同月比では13.5%増加し、2017年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、毎月連続の増加となった。

 韓国金融事業は、貯蓄銀行およびキャピタル合計残高が3兆8757億ウォンとなり、前月比では30億ウォン減少して2ヵ月ぶりの減少となった。しかし、前年同月比では3.5%増加し、やはり17年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、毎月連続の増加となった。

 東南アジア金融事業のうち、Jトラストオリンピンドマルチファイナンス(JTO、インドネシア)およびジョイントファイナンス残高は1兆6190億ルピアとなり、前月比では640億ルピアの減少となったが、前年同月比では11.9%増加し、オリンピンド社が2018年10月にグループ入りして本格的に事業を開始した翌11月から毎月連続増加した。(HC)

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