三菱化工機が一段高、水素エネルギーの活用拡大政策を受け2017年以来の高値

■水素を「新たな電源」とする首相会見以降、水素関連株が軒並み高い

三菱化工機<6331>(東1)は12月8日、一段高で始まり、取引開始後は5%高の2772円(142円高)まで上げ、2017年以来の高値に進んでいる。

 「水素がつくる未来を形に」(同社ホームページより)と掲げ、低炭素社会への取り組みを積極推進。政府が温暖化ガス排出ゼロを目指し、「国内での水素利用量を2030年時点で1000万トン規模とする目標を設ける調整に入った」(日本経済新聞12月8日付朝刊)と伝えられ、政策関連株として注目が強まった。

 「水素」関連株は、週明け7日から値動きを強める銘柄が続出している。4日、菅首相が臨時国会の閉幕にともなう会見で、水素を「新たな電源」として位置づけることなどに言及したと伝えられ、EV(電気自動車)関連株とともに相場の物色テーマとして注目が再燃した。(HC)

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