アサカ理研は廃棄リチウム再生の本格化など注目され2日連続大幅高

■「師走相場」にピッタリの材料株との見方も

 アサカ理研<5724>(JQS)は12月10日、2日続けて大幅高となり、18%高の3230円(497円高)まで上げて2018年1月以来、約3年ぶりに3000円台を回復した。

 貴金属回収などを行い、9日に決算説明会。廃棄リチウム回収再生事業が、政府のEV(電気自動車)化政策に不可欠との見方で、「師走相場」にピッタリの材料株との見方が出ている。

 資料によると、前期は、廃棄リチウムイオン電池(LiB:Lithium-ion Battery)から有価⾦属を回収し、LiB原料へと再生する「LiB to LiB」の技術確⽴に目途をつけ、2021年9月期から製品供給を開始する⾒通し。リチウムはレアメタル(希少金属)のひとつで、産出などを中国に頼らざるを得ない素材とされるため、同社の「都市鉱山」事業は政府のEV(電気自動車)化政策に不可欠との見方がある。(HC)

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