極東産機がストップ高、メガソーラー発電所など注目され「師走相場」にも絶好との見方

■水素製造は太陽光発電でという連想

 極東産機<6233>(JQS)は12月10日、買い気配のまま2日連続ストップ高の634円(100円高)に達し、今年2月以来10カ月ぶりに600円台を回復している。

 メガソーラー発電所「三日月サンシャインパーク」を運営。政府の脱炭素・ゼロエミッション政策や東京都の新車完全電動車方針を受けてEV(電気自動車)・FCV(水素燃料車)関連株や電池関連株などが人気化する中で、水素製造は太陽光発電でという連想があり、物色人気が強まる形になった。

 12月の「師走相場」「もち代稼ぎ相場」では、値動きが軽く値幅妙味の大きい銘柄に買いが集まり値動きが増幅される傾向があり、年内最後のひと稼ぎを狙い投機色が強まるとされる。EV・FCV・電池関連株は来年以降も長期的な物色テーマ株になるとされるが、まずは絶好の材料株として注目されたとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る