28日上場のクリングルファーマは公開価格の48%高(1480円)で初値をつけ1780円まで上げる

株式市場 IPO 鐘

■脊髄損傷急性期、ALS、声帯瘢痕、急性腎障害の4件を臨床中

 12月28日、新規上場となったクリングルファーマ<4884>(東マ)は、買い気配で始まり、10時34分に公開価格1000円を48%上回る1480円で初値をつけた。その後1780円まで上げて売買されている。

 設立は2001年、主要プロジェクトを、HGF(細胞増殖因子)を医薬品とするための研究開発(再生治療薬HGFの医薬品化)とし、難治性疾患治療薬の研究開発を行う。

 現在の開発パイプラインとその進捗状況は、臨床試験までステージが進んでいるパイプラインは4件(脊髄損傷急性期、ALS、声帯瘢痕、急性腎障害)。また、動物疾患モデルにおいて有効性が認められ、臨床試験準備のステージに進んでいるパイプラインは1件(眼科疾患)。さらに、基礎研究のステージにあるパイプラインが複数ある。

 業績見通し(2021年9月期、個別、会社発表)は、売上高が2.06億円(前期比55.9%減)、営業損失は10.37億円(前期は1.71億円の損失)、当期純損失は10.17億円(前期は1.17億円の損失)を見込む。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る