【編集長の視点】CREは物流施設3物件の売却で1Q大幅続伸業績を見直して反発

 シーアールイー<CRE、3458>(東1)は、前日4日に7円高の1282円と反発して引けた。この日の日経平均株価が、304円安と急反落するなかやや逆行高、同社が、昨年12月11日に発表した今2021年第1四半期(2020年8月~10月期、1Q)の純利益が2.4倍増益で着地し、今年1月4日には物流施設3物件の207億円での売却も開示したことを見直し、売られ過ぎ修正期待の買い物が再燃した。ヒストリカル的にも、昨年9月の戻り高値1549円の高値期日明けが近いことも意識されている。

■管理面積は約160万坪に達し稼働率も98.4%とフル稼働

 同社の今期1Q業績は、売り上げ81億6500万円(前年同期比40.5%増)、営業利益6億9600万円(同2.03倍)、経常利益6億8400万円(同92.6%増)、純利益5億8900万円(同2.40倍)と大幅続伸して着地した。物流施設の貸出面積で業界トップクラスのマスターリース事業で、管理面積が約160万坪に達し稼働率が98.4%とほぼフル稼働を続け、不動産管理事業の賃貸収入が増加し、リノベーション物件の売却も上乗せとなり、アネットマネジメント事業でも、受託資産残高が915億8300万円に積み上がり、アセットマネジメントフィーが拡大したことなどが寄与した。

 今2021年7月期業績は、期初予想を据え置き売り上げ547億円(前期比72.1%増)、営業利益50億円(同18.2%増)、経常利益45億円(同11.1%増)、純利益29億円(同11.0%増)と続伸を見込み、配当は、年間23円(前期実績22円)と連続増配を予定している。なお今年1月に売却した物流施設は、系列の不動産ファンドのCREロジスティクス投資法人のファンド向けで、同フアンドは今回の取得で合計19件の施設を保有することになるが、CREの今期予想業績には織り込み済みとしている。

■25日線水準からPER12倍の割安修正に再発進しファイナンス価格目指す

 株価は、世界同時株安のなか突っ込んだ昨年3月の株式分割権利落ち後安値750円から巣ごもり消費関連、EC関連株人気を高め、前期業績の上方修正もオンしストップ高して同権利落ち後高値1900円まで2.53倍の大化けを演じた。ただ同高値後は、8月3日払い込みで実施した新株式発行(発行価格1503円)・株式売出しのファイナンスを嫌って1308円まで売られ、今期業績の続伸予想で1549円とリバウンドし戻り高値をつけたが、足元では25日移動平均線を出没する下値固めを続けてきた。PERは12倍台と売られ過ぎを示唆しており、25日線固めから昨年11月高値1457円奪回からファイナンス価格1503円、昨年9月の戻り高値1549円、さらに株式分割権利落ち後高値1900円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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