【株式市場】半導体関連株など伸びず日経平均は朝333円高のあと次第に値を消し軟調

株式

◆日経平均は2万9554円75銭(108円75銭安)、TOPIXは1893.41ポイント(9.07ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し8億1416万株

 2月2日(火)前場の東京株式市場は、NYダウ600ドル高などを受けて株価指数の先物が先行し、日経平均は276円高で始まった直後に332円89銭高(2万9996円39銭)まで上げた。ただ、昨日と逆にアドバンテスト<6857>(東1)などの半導体株がほとんど始値を高値に伸びきれず、日本製鉄<5401>(東1)もほぼ寄り付きを高値に軟化。日経平均は10時半過ぎから軟調に転じ、前引けも軟調だった。

 ヒマラヤ<7514>(東1)が業績予想の増額修正など好感されてストップ高。日本エンタープライズ<4829>(東1)は新ゲームの第3作に期待とされて上値を指向。セレス<3696>(東1)やビットワンG<2338>(東2)は米ゴールドマンが仮想通貨トレード再開かとの報道などで急反発。ドラフト<5070>(東マ)はコロナ対応の設計デザイン拡大との見方で出直り拡大。コスモスイニシア<8844>(JQS)は「コワーキングスペース」「ランドリー」「宅配型トランクルーム」など対応の新物件の展開が注目され出直り拡大。日本銀行<8301>(出資証券・JQS)はアベノミクス開始以来買い上げてきた資産がすべて利食い状態とされ大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は6億6826万株、売買代金は1兆2574億円。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は533銘柄、値下がり銘柄数は1587銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、精密機器、ガラス土石、その他金融、証券商品先物、医薬品、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る