【株式市場】百貨店やJR、空運株など堅調で日経平均は後場ダレ模様だが値を保ち反発

東京証券取引所

◆日経平均は2万8643円21銭(45円02銭高)、TOPIXは1954.50ポイント(5.51ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく7億9425万株

 7月6日(火)後場の東京株式市場は、高島屋<8233>(東1)やJR東海<9022>(東1)が一段と強含んで続伸幅を広げ、コロナ再拡大の懸念とは裏腹にオリンピック中の人出に期待する面がある様子。一方、日経平均は後場寄りから100円高前後(2万8700円前後)で小浮動を続け、14時過ぎからはダレ模様になり、大引けは小幅高の反発となった。東証1部の売買代金は今年最低だった。

 後場は、エンビプロHD<5698>(東1)が有価証券売却益など好感されて寄りあと一段高のまま高値圏で推移。日本基礎技術<1914>(東1)や地盤ネットHD<6072>(東マ)は熱海で発生した大規模な土石流災害を受け需要増の見方で一段都動意活発。ラオックス<8202>(東2)は資本関係で上位に位置する中国・蘇寧集団に江蘇省の国有企業団が出資と伝えられ一段高。ファブリカ<4193>(JQS)は声紋認証やSMS認証を組み合わせた多要素認証セキュリティサービスなどが注目され一段高。

 7月6日新規上場のBCC<7376>(東マ)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限値段の2990円(公開価格1300円の2.3倍)で買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は少なく7億9425万株(前引けは4億800万株)、売買代金は1兆6910億円(同8565億円)で今年最低。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1142(前引けは1313)銘柄、値下がり銘柄数は896(同687)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは29業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、空運、石油石炭、鉱業、鉄鋼、その他製品、陸運、卸売り、機械、その他金融、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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