アステラス製薬はがん治療薬候補の米国承認が注目され大きく出直る

■ほぼ1週間下げてきた後に「下ヒゲ」示現

 アステラス製薬<4503>(東1)は7月12日、大幅に出直って始まり、取引開始後は4%高を超えて1954.5円(83.5円高)まで上げ、1週間ぶりに1950円台を回復している。同日朝、がん治療薬候補が米国で正規承認と適応追加承認を取得したと発表し、注目されている。

 同日朝、共同開発している抗体-薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate:ADC)であるPADCEV(一般名:エンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え))について、米国食品医薬品局(FDA)から正規承認を取得するとともに、シスプラチン不適応で治療歴のある局所進行性または転移性尿路上皮がん患者への適応追加の承認を取得したと発表。注目集中となった。

 前売買日には、一時大きく下押しながら引き戻す「下ヒゲ」を示現した。ほぼ1週間下げてきた後に現れたため、当面の下値を確認するシグナルになるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  2. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  3. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  4. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  5. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  6. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る