電通はIoTスマートリサイクルボックス「SmaGO」活用の共創型ビジネスでフォーステック社と業務提携

■サーキュラーエコノミーを推進

 電通グループ<4324>(東1)の電通は、フォーステックと本日(24日)業務提携し、IoTスマートリサイクルボックス「SmaGO(スマゴ)」を活用した共創型ビジネスで、サーキュラーエコノミーを推進すると発表。

 同提携により、電通はゴミ回収・処理・再生利用などの社会課題に対して、SmaGOを起点とした企業・自治体との共創型ビジネスモデルの構築や、強みとするマーケティング・コミュニケーション戦略支援を通じ、SmaGO普及にむけたPR活動、蓄積されたプラスチックゴミ等を再利用したプロダクト開発、ビーコンなど現状実装されていないテクノロジーを掛け合わせた次世代SmaGOの開発など、社会実装を推進し、より一層のサーキュラーエコノミー推進に貢献していく。

■IoTスマートリサイクルボックス「SmaGO」とは

 ソーラーで発電・蓄電した電気を使い、ゴミを自動圧縮することで、同サイズのゴミ箱5~6杯分ほどの容量を一度に捨てることが可能。また、中にあるゴミの量をセンサーで把握し、適切な回収タイミングをゴミ回収業者に通知することで、ゴミ回収の頻度とコストを大幅に削減し、回収作業に伴うCO2排出量までも削減する。さらに、集めたゴミの処理ステップ自体を可視化し、ゴミを資源として再利用してモノづくりを行う企業との、連携機能の実装も進めていく。

 現在までに世界46カ国で7000台以上導入されており、特にアメリカ合衆国のフィラデルフィア市では、市の環境プロジェクトとして1300箇所以上に設置されて、年間335トンのCO2排出量を削減している。

■同提携の具体的な取り組み予定

(1)SmaGOを起点とするサーキュラーエコノミー普及に向けた、マーケティング・コミュニケーション戦略支援
(2)ビーコン等、現状実装されていないテクノロジーを掛け合わせた次世代SmaGOの企画・開発
(3)SmaGOに蓄積されたプラスチックゴミ等を再利用したプロダクトモデルの開発など、企業・行政機関・NPO法人等と連携した共創ビジネスモデル開発
(4)ゴミ処理課題を抱える地域・施設へのSmaGOの導入推進など、企業クライアント、地方公共団体に向けた共同セールス活動
(5)SmaGOラッピングによる広告モデル
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る