【株式市場】日経平均は後場底堅く大引けは反落だが持ち直す、海運株が軒並み活況高

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7641円14銭(101円15銭安)、TOPIXは1928.77ポイント(6.58ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で8億6985万株

 8月27日(金)後場の東京株式市場は、引き続き日本郵船<9101>(東1)などの海運株が上げ、米国景気回復期待や「イスラム国」の活動活発化による船賃上昇予想などが言われて一段ジリ高傾向。ソニーG<6758>(東1)は朝方を底に値戻しを継続。日経平均は前引け値を下回って始まったが、2万7600円(約140円安)を挟んで推移し、14時過ぎから三越伊勢丹HD<3099>(東1)などが堅調転換すると一段回復。大引けは反落だが尻上がりとなった。

 後場は、恵和<4251>(東1)が一段と上げ、業績上振れ期待や小型株妙味などで再び高値を更新。フライトHD<3753>(東2)は電子決済業界での投資活発化期待などが言われ一段と出直り拡大。HENNGE<4475>(東マ)は同社のクラウド型メール配信サービスとアドビ株式会社のエンゲージメント・マーケテイング・アプリケーション都の連携など材料視され一段と上げ一時ストップ高。

 27日新規上場となったジェイフロンティア<2934>(東マ)は午前9時27分に公開価格4190円を15%下回る3560円で初値をつけ、高値は3745円、下値は3360円の間で売買され、後場は3310円まで下げて大引けは3320円。

 東証1部の出来高概算は少な目で8億6985万株(前引けは4億3444万株)、売買代金は2兆1135億円(同1兆558億円)。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は807銘柄、値下がり銘柄数は1231銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がり(前引けも4業種)にとどまり、値上がりしたは、海運、パルプ紙、保険、金属製品、にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る