【株式市場】日経平均は468円安、後場再び下押し「オミクロン」を警戒

東京証券取引所

◆日経平均は2万8283円92銭(467円70銭安)、TOPIXは1948.48ポイント(36.50ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し15億3062万株

 11月29日(月)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に岸田首相が外国人の新規入国を30日午前0時から停止する方針と伝えられ、「オミクロン」に対する警戒感が再燃。日経平均は前引けを150円近く下回る149円安で始まり、次第安のまま14時30分にかけて564円45銭安(2万8187円12銭)まで下押した。前引けにかけて上げた川崎汽船<9107>(東1)などの海運株や、アドバンテ<6857>(東1)などの半導体関連株がダレ模様となり、前引けにかけて戻した空運株は再びジリ安。日経平均は前週末の748円安に続き2日連続大幅安となった。

 後場は、宅配のライドオンエクスプレスHD<6082>(東1)が一段高となり、マスクやガーゼなどの川本産業<3604>(東2)はストップ高。i-plug<4177>(東マ)は内定取り消し学生の就活も支援するとされコロナ新変種再燃に備える銘柄と一段高。アミタHD<2195>(JQS)は株式5分割が買い材料視され大引けまでストップ高買い気配。

 東証1部の出来高概算は増加し15億3062万株(前引けは7億505万株)、売買代金は3兆3943億円(同1兆5884億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は159(前引けは643)銘柄、値下がり銘柄数は1989(前引けは1443)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(前引けは5業種)にとどまり、海運、その他製品、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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