マクセル、全固体電池搭載の産業用ロボット運用開始

■京セラと共同、10年以上の長寿命化と廃棄物削減目指す

 マクセル<6810>(東証プライム)は1月28日、京セラ<6971>(東証プライム)と共同で全固体電池電源モジュールを搭載した産業用ロボットのテスト運用を開始したと発表した。京セラの鹿児島川内工場において2025年12月から運用を開始しており、製造現場の省メンテナンス化と環境負荷低減を目指す取り組みとなる。

 同社が製品化するセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」は、京セラのセラミックパッケージを外装に採用している。同パッケージは耐熱性と気密性に優れ、電解液を使用する従来電池では得られなかった高い信頼性の発揮に貢献する。産業用ロボットの多くは停電時のメモリ保持などに一次電池を使用しており、1年から2年ごとの電池交換が必要で、使用済み電池が産業廃棄物となっていた。充電式全固体電池の採用により、過酷な環境下でも高い安全性を保ちつつ、10年以上の長寿命化と電池交換作業や廃棄物の削減が期待できる。

 京セラは自社工場でのテスト運用結果を踏まえ、製造現場のさらなる省メンテナンス化・環境負荷低減技術の導入を検討する。マクセルはアナログコア技術を活用し、高信頼性、高耐熱、高出力、大容量の4つの軸で全固体電池やモジュールの開発を進める方針だ。両社は今後も全固体電池および関連技術分野で協力を深め、産業用途をはじめとした幅広い分野での社会課題解決に貢献していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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