鈴茂器工は一時ストップ高、省人化の動きなど追い風に利益予想を8割増額修正

ストップ高 上がる 高い

■第3四半期は営業利益2倍、3年半ぶりに2000円台

 鈴茂器工<6405>(JQS)は2月14日の前場、飛び出すような急伸相場となり、後場は15%高の1870円(239円高)でスタートした。3連休前の2月10日15時に第3四半期連結決算と業績予想の増額修正を発表。前場は一時ストップ高の2031円(400円高)まで上げ、2018年7月以来、約3年半ぶりに2000円台に進んだ。外食産業でのテイクアウトやデリバリーの拡大、省人化の動きなどが追い風になった。

 第3四半期の連結決算(2021年4~12月・累計)は、前年同期比で売上高が26.1%増加し、営業利益は2.1倍に、親会社株主に帰属する四半期純利益は同2.3倍になった。大手回転寿司チェーンの新規出店に伴う寿司ロボットの導入、テイクアウト向けの寿司ロボットの製品需要が拡大。こうした推移を受け、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を82.8%上回る17億円の見込みとした。また、3月期末配当は1株につき従来予想を20円上回る40円の予定(前期比でも20円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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