サンバイオが再び一段高、新薬の「申請準備開始」への期待衰えず材料株妙味を増す

■ウクライナ情勢を受けバイオ材料株が動きやすい相場になり注目再燃

 サンバイオ<4592>(東マ)は2月28日、再び一段高となり、午前9時50分を過ぎては11%高の1834円(187円高)まで上げ、新薬承認申請の準備開始との発表が好感されて急伸した今年2月16日の高値を更新している。ロシア・ウクライナ情勢を受けて銘柄選別が厳しくなり、バイオ材料株の出番との見方がある中で、期待の新薬候補を持つ同社株への注目度の強さが痛感されている。

 2月10日の取引終了後、開発中の『SB623』慢性期外傷性脳損傷プログラムについて、「『先駆け総合評価相談』の終了と『承認申請』の準備開始」を発表した。『SB623』は同社独自の再生細胞薬で、慢性期外傷性脳損傷、および慢性期脳梗塞を含む複数疾患を対象に開発を進めてきた。株価は翌取引日の14日から2日連続ストップ高となり急伸。調整をはさんで再び高値に進んできたため、テクニカル的な一段高の妙味も加わってきたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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