フライトHDのフライトシステムが三菱UFJニコスと包括加盟店契約を締結

■新たな収益の柱が加わり、より一層決済ソリューションの拡大が進むことに

 フライトホールディングス(フライトHD)<3753>(東2)は3月1日の午後、事業子会社フライトシステムコンサルティング(以下、フライトシステム)が三菱UFJニコス株式会社(東京都千代田区、以下、三菱UFJニコス)とVisa、Mastercardに関する対面でのクレジットカード決済における包括加盟店契約を結んだと発表した。

 これにより、フライトシステムでは、決済ソリューションに対し継続的に手数料収入を得る新たな収益の柱が加わることとなり、より一層決済ソリューションの拡大が見込まれるとした。

■電子決済事業で製品販売に加え決済トランザクション事業を推進

 フライトシステムは、国内のスマートフォン決済先駆者として、2010年9月より国内初のiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)をクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販売している。

 対応する決済端末としては、モバイル型「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツー)」、プリンタ内蔵の据置型「IncredistTrinity(インクレディスト・トリニティ)」、自動精算機向け組み込み決済装置「VP6800」・「IFC」など、モバイル型・据置型・自動精算機まで多種多様な決済ソリューションを提供している。なお、最新モデル「Incredist Premium II」ではカード決済だけではなく、マイナンバーカード読取にも対応している。

 さらに、決済専用端末を利用せず、汎用Android端末を使いカード決済を実現する新たな決済ソリューション「Tapion(タピオン)」も2021年に発表しており、導入企業のニーズにあったカード決済を展開している。

■より最適な提示で加盟店の決済手段拡充を図り事業拡大に貢献

 このたび、フライトシステムが三菱UFJニコスと締結した「包括加盟店契約」では、三菱UFJニコスの代行としてフライトシステムが加盟店の開拓、並びに各加盟店と加盟店契約を締結し、加盟店の管理を行うと共に、決済金額に応じた手数料を得る事ができる契約となっている。決済種別は、対面決済におけるVisa、Mastercardのクレジットカード決済の取り扱いとなる。

 この契約により、フライトシステムでは、従来の様々な決済のニーズに合わせた豊富な製品ラインナップの販売に加え、決済ソリューションを導入する企業に対し、より最適な契約条件を提示する事で加盟店での決済手段拡充を図り、事業拡大に貢献できると考えている。さらにフライトシステムでは、決済ソリューションに対し継続的に手数料収入を得る新たな収益の柱が加わることとなり、より一層決済ソリューションの拡大が見込まれる。

■最新のソリューション「Tapion」は少額決済が多い事業者向けに新展開

 具体的には、モバイル型決済については、既存販路を活用し、大企業での大量導入の実績を活かした決済ソリューションを引き続き展開していく予定。iPad等を活用し、クレジットカード決済だけではないカスタマイズのニーズにも幅広く対応している。据置型決済では、販売代理店を活用し大企業から中小企業まで幅広く展開していく予定だ。

 さらに、汎用Android端末を使った最新の決済ソリューション「Tapion」においては、少額決済が多い事業者に向け、従来の価格設定とは異なるビジネスモデルでの展開を予定している。これら全ての導入企業に対し、決済装置および決済アプリケーションの販売、並びに決済ソリューションに関連する開発だけではなく、決済手数料においてもトータルで支援することで、キャッシュレス社会の広がりを推進していく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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