伊勢化学が一段高、「ウクライナの原発で火災」と伝えられ「ヨウ素」に注目集まる

株式市場 銘柄

■放射線遮蔽生地の東邦金属なども大きく上げる

 伊勢化学工業<4107>(東2)は3月4日、一段高となり、午前10時過ぎには8%高に迫る4415円(320円高)まで上げて約4ヵ月ぶりに昨年来の高値を更新し、2014年以来の高値に進んでいる。ヨウ素・ヨウ素化合物の大手で、放射性被ばくを防ぐために使われることもあるため、ロシアが核兵器部隊に特別命令を出したと伝えられたことや、4日朝、ロイターニュースがウクライナの原子力発電所でロシア軍の攻撃により火災が発生と伝えられたことなどが買い材料視されている。

 ロイターニュースは3月4日朝、「欧州最大規模のザポリージャ原子力発電所で4日未明、ロシア軍の攻撃により火災が発生した。原発に近いエネルゴダールの市長がオンラインの投稿で明らかにした」(ウクライナ現地当局9:24am、ロイターニュースのWebより)などと伝えた。これを受け、放射線遮蔽生地を製造する東邦金属<5781>(東2)、放射線しゃへい材を製造する日本タングステン<6998>(東2)なども大きく上げている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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