うかいが新株式発行増資、既存設備の更新や借入金の返済に充当

ビジネス 万年筆 メモ

■うかい商事、京王電鉄に割当て手取概算額は9億8997万円

 うかい<7621>(JQS)は3月14日の15時30分、第三者割当による新株式発行増資を発表し、普通株式35万8800株(本第三者割当前の発行済株式総数524万2140株:2021年9月30日現在:に対する比率6.84%)を1株につき金2787円で、うかい商事(代表取締役鵜飼正紀氏は当社の取締役会長)、京王電鉄<9008>(東1)に各々17万9400株づつ割り当てるとした。払込期日は2022年3月30日。これによる差引手取概算額は9億8997万5600円。

 調達資金の具体的な使途は、既存設備の更新投資3.19億円、借入金の返済6.70億円に予定している。

■高級和洋食店を運営しながら気軽に利用できる取り組みも進める

 同社は、1964年に東京都八王子市の奥高尾にて産声を上げ、高級和洋食店の『うかい鳥山』『とうふ屋うかい』『うかい亭』などを運営するほか、美術館の運営、物販商品の開発・製造及び販売を行う。

 基本理念「利は人の喜びの陰にあり」、経営精神「当社にかかわるすべての人々を大切にし、そしてそのすべての人々により大切にされる企業でありたい」、店舗理念「100年続く店づくり」の御旗を掲げる。

 最近の新たな取り組みとして、『表参道うかい亭』(鉄板料理)において、2021年4月から10月の期間限定で解放感のあるテラス席でゆっくりとお食事を楽しんでいただく「サロン・ド・テラス表参道」の営業を平日限定で行い、鉄板料理とは違う新たな楽しみ方を提案したほか、『とうふ屋うかい鷺沼店』(とうふ料理)でも同年6月より店舗の一部を利用して「茶寮 春待坂」と名付けた新たな空間を用意し、平日ランチ限定のお弁当「花やぐ小町御膳」や「芳醇こだわりパンケーキセット」のご提供を始めるなど、気軽に店舗を利用いただけるような取り組みを進めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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