TDKが一段と出直る、NY市場で買われ高業績プラス円安効果の期待も

TDK

■データセンター関連や二次電池、センサー、HDDヘッドなど好調

 TDK<6762>(東1)は3月17日、一段と出直りを強め、午前10時にかけては8%高に迫る4100円(290円高)前後で推移し、約10日ぶりに4000円台を回復している。14日に東海東京証券が目標株価を6000円から6500円に引き上げたと伝えられた上、米国16日のNY株式市場でも高く、18日発売予定の「会社四季報・春号」(東洋経済新報社)での評価に期待する様子もある。

 業績は好調で、第3四半期の連結業績(2021年4~9月・累計)は売上高、営業利益がこの期間としての最高を更新した。データセンター向け投資の拡大傾向を受けてサーバー需要が拡大し、二次電池、センサー、HDDヘッドなどが好調となった。第3四半期の3ヵ月間(21年7~9月)をみると、円安による増収効果が前年同期比で399億円となるなどで為替変動の寄与もあった。今3月期業績予想の為替前提は1ドル111円、1ユーロ130円。直近の為替相場は対ドルで118円台、対ユーロで129円台のため、さらなる円安効果に期待して注目を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る