マツオカコーポが高値を更新、為替差益22.24億円含む業績予想の修正など好感

業績でみる株価

■多元的な生産拠点網によってASEAN諸国などへ生産地移管に対応

 マツオカコーポレーション(マツオカコーポ)<3611>(東証プライム)は2月10日、大きく上げて始まった後もジリ高基調となり、午前10時30分にかけては16%高の1451円(206円高)前後で推移し、約1年ぶりに昨年来の高値を更新している。10日の15時に為替差益22.24億円などの営業外収益発生、通期業績予想の修正、第3四半期決算を発表し、今3月期の連結経常利益の予想を従来予想の2.3倍に引き上げたことなどが好感されている。

 為替差益については、「主に、為替変動リスクのヘッジを目的として、一部の取引先と締結している個別の契約から発生したもの」(発表リリース)とした。業績予想の修正では、今3月期の連結営業利益の予想をこれまでの7億円から一転8億円の赤字に見直したが、今期は第1四半期決算から営業利益のみ赤字だったためか、悪材料視されていない様子がある。同社の強みである多元的な生産拠点網によって、中国からASEAN諸国などへ生産地の移管を検討する顧客のニーズに対応し、需要を取り込んだとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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