綿半HDは建物管理 ・不動産売買のAICを完全子会社化

■綿半パートナーズの子会社藤越とリグナとの合併も発表

 綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>(東1)は1日、AIC(東京都新宿区)の全株式を取得し、連結子会社化したと発表した。今後は、両社の長年培った経営資源や強みを相互活用することにより、不動産情報の集約、物件管理機能の強化を図り、綿半グループの更なる企業価値向上を推進していく。

 AICは、オフィスやテナントビル、マンション等の建物管理・不動産売買を行っており、管理業務では、オーナーから預かった建物の設備管理や営繕等に加え、テナント管理も含めたプロパティマネジメントを提案している。さらに、立地や機能性を重視したマンションやアパート、店舗等の賃貸仲介のほか、オーナーの資産価値の維持・更新を図り、安定した賃貸経営のサポートを行っている。また、不動産売買では、独自のネットワークで仕入れた物件をリノベーションにより収益性と資産価値の高い物件へバリューアップを図り、効率的よくエンドユーザーへ提供することを目指して、物件の流動化にも取組んでいる。

 なお同日に、綿半パートナーズの子会社藤越(静岡県藤枝市)とリグナ(東京都中央区)との合併も発表した。同合併は藤越を存続会社とし、新会社名は「リグナ株式会社」とする。リグナは、家具・インテリアのオンラインショップ・自社店舗での販売事業、空間デザイン事業などを行っている。両社がこれまで培ってきた家具・インテリアの仕入機能やインターネット通販のノウハウを融合し、家具販売事業の効率化と収益性向上により経営基盤の強化を図るため、藤越とリグナを合併するとした。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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